変化を恐れる心理・変わりたいのに怖がる理由

今のままじゃだめだ。なんとか変わらないといけない。
そんな思いを一度は感じたことがあるのではないでしょうか。
変わりたい気持ち、そして変わりたくないという気持ち。どちらも本心であるのは間違いないのです。
では、この矛盾はどこから生まれるのでしょうか。
人に変えられるのが嫌いなだけ!
答えはそのままです。
自分で変わるのは求めるけど、人に変えられるのが嫌いなだけなんです。
人にアドバイスをもらうのはいいのですが、まるっきり変えられることには反発する、言い換えるとただのわがままに聞こえます。
変化を欲しがり、変化を恐れる。
変化をするというのは、今よりいいものに変わるとは限らないことに気づいているからですね、
特に、変化を与えられるのが怖いんです。
自分では変化する勇気はないが、人には言われたくないというわがままと分かっているから悩むんです。これは潜在意識の領域なので意識を変えることは難しいかもしれませんが、変化を恐れる背景には「めんどくさい」という気持ちがあるのではないでしょうか。
変わることで、業務が増える。
そして、考えることが増えてしまうのを恐れているから拒絶してしまう。
今よりも楽になる変化を恐れる訳がないからです。結果が分かっている変化には怖さはないはずです。
つまり『わからない』が恐怖の正体なんです。
変化すると壊れるバランス
今の状態を天秤に例えてみます。
今は両方が同じ重さなので、バランスが取れているとします。
これに変化を加えようとすると、途端にバランスを崩して倒れてしまうでしょう。
人はこれに恐怖を抱いています。
このままでは良くないと思いながら、どちらかを変えるとバランスが取れなくなってしまう。恐怖そのものです。
しかも人に変えられるとしたらストレスでしかありません。
自分でバランスを取りながら変えていくならまだしも、人が勝手に片方を重くする。そしてバランスを取ることに追われる生活。
天秤と同じように、人間はバランスを保つことを求めて、追われることを求めていないのです。
では、変化していくために必要なことはなんなのでしょうか。
人に変えられるのが嫌なら、自分で変わるだけ!
人間はわがままな生き物です。常に矛盾と戦いながら暮らしています。
変化を恐れ、変化を欲しがることこそがその表れではないでしょうか。人に変えられたくないけど変わりたい人は、自分の中で変化を起こす必要があります。
人を介入することなく、自分自身で変化していく。
私が思う変化とは、変化自体人を介入した言葉だと思っています。
自分で変わる言葉に適切なのは「進化」ではないでしょうか。
不思議なことに変化に恐怖を感じますが、進化には恐怖を感じないのです。この二つの言葉を聞いてどんなイメージを持つでしょうか。
人それぞれと言ってしまうと話が進まないのですが、変化は今の状態を変えるという印象を受けます。
そして、進化は今の状況が変わりながら前に進むイメージです。
つまり、人は前に進まないチェンジを嫌い、前進できることを望んでいるのです。
まとめ
今回は変化と進化について解説させていただきましたが、変わるという分かりやすい共通点がありながら、こんなにもイメージで変わってしまう言葉。
言葉の意味を深く考えなくても言葉の持つイメージとは、言葉のエネルギーそのものなんです。
大切なのは、変化を恐れて変わらないのではなく、変わらないことが今の最善の状態ということを認識すること。
変わることは怖いものだと思いながら行動すること。
変化といってしまうと恐怖が含まれるが、進化という言葉には希望しか見えないということです。
あなたの中の4人の天才が今回は出て来ませんでしたが、変化は人を介入するということであれば、自分の中の天才の能力を発揮するときでもあります。
私は変化や行動が苦手な和型をコアに持っていますので、今に変化を加えようというときは、勇型の突進力を使うように意識しています。
マインドタイプは潜在意識の心理学なので、操作しにくいのですが、顕在意識で4人の天才を使うことはできるのです。
潜在意識の自分は自分ではどうにもできないことが分かっているなら、動かせる意識の方を変えてみてはいかがでしょうか。
マインドタイプは自分を豊かな方向に向かわせることができます。
どんな自分を求めているか。どんなタイプを求めているかを意識するだけで、いろんな種類の自分で戦うことができます。